経理のシステム化を進めるとき、全部署に一斉に導入するのか、部署ごとに段階的に導入するのかで迷うことがあります。会社の規模や、部署間のつながり方によって、適した進め方が変わります。この記事では、両者の違いを整理します。
一斉導入と、段階導入の違い
| 一斉導入 | 段階導入 | |
|---|---|---|
| 導入の負荷 | 一時的に大きな負荷がかかる | 負荷を分散できる |
| 不整合のリスク | 部署間の仕組みが揃うため、起きにくい | 導入済みと未導入の部署で、運用がズレることがある |
| 軌道修正 | 全体を同時に見直す必要がある | 最初の部署の結果を踏まえて、次に調整できる |
| 向いている規模 | 部署数が少ない、または部署間のつながりが強い会社 | 部署数が多い、または部署ごとに業務が独立している会社 |
一斉導入が向いている場面
- 部署間の業務のつながりが強く、一部だけ変えると不整合が起きる
- 部署数が少なく、一度に対応できる規模
- 早期に、全社で効果を出したい
自社の場合に当てはめて整理したい方は、経理のシステム化・バックオフィス業務支援について相談する →
段階導入が向いている場面
- 部署数が多く、一斉導入の負荷が大きい
- 部署ごとに業務が独立していて、影響範囲を限定できる
- 最初の結果を見ながら、進め方を調整したい
どちらを選んでも、最初に決めておくこと
一斉導入・段階導入のどちらを選んでも、データの持ち方や承認フローの基本方針は、最初に全体で決めておくことをおすすめします。最初に着手する範囲の決め方は経理のシステム化、最初に手をつける範囲の決め方を参考にしてください。
よくある質問
Q. 段階導入だと、部署ごとに運用ルールがバラバラになりませんか?
A. その可能性はあります。最初に全体の方針(データの持ち方、承認フローの基本型など)を決めておき、その範囲内で部署ごとに導入時期をずらすことで、バラバラになるリスクを抑えられます。
Q. 一斉導入は、どんな会社に向いていますか?
A. 部署間の業務のつながりが強く、一部だけを変えると不整合が起きる場合に向いています。規模が小さく、部署数が少ない会社でも一斉導入しやすい傾向があります。
Q. 最初にどの部署から始めるべきですか?
A. 最も手間がかかっている部署、またはシステム化の効果が見えやすい部署から始めることが多いです。最初の範囲の決め方は、別の基準でも整理できます。
Q. 段階導入の途中で、計画を見直すことはできますか?
A. できます。最初の部署での導入結果を踏まえて、次の部署への展開方法を調整することは、段階導入のメリットの一つです。
発信:株式会社オルアナ(新規事業開発・システム開発・AIエージェント開発・バックオフィス業務支援)
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