新規事業のメンバーを採用・配置するとき、既存事業で優秀だった人材をそのまま異動させたり、学歴や経験だけで判断してしまったりすることがあります。この記事では、新規事業に向いている人材を見極める基準を整理します。
既存事業と、新規事業で求められる力の違い
既存事業は、決まった業務を正確にこなす力が評価されやすい環境です。一方、新規事業は、正解が分からない中で仮説を立て、検証し、間違っていれば修正するという、不確実性に向き合う力が求められます。既存事業での優秀さが、そのまま新規事業での活躍につながるとは限りません。
見極めたい3つのポイント
- 前例のない課題に、どう向き合ってきたか(過去の経験から確認する)
- 失敗を、学びに変える姿勢があるか
- 曖昧な状況でも、自分なりの仮説を立てて動けるか
自社の場合に当てはめて整理したい方は、新規事業開発支援について相談する →
チーム全体でバランスを取る
すべてのメンバーが、不確実性への耐性を持っている必要はありません。仮説検証が得意な人材と、決まった実行を確実にこなす人材を組み合わせることで、スピードと安定感を両立したチームを作れます。立ち上げメンバーの集め方については新規事業の立ち上げメンバーは、社内異動で集めるか、新しく採用するかを、チームの編成については新規事業チームの編成を参考にしてください。
よくある質問
Q. 新規事業の経験者でなければ、採用すべきではありませんか?
A. そうとは限りません。新規事業の経験がなくても、不確実な状況で仮説を立てて検証する力や、学ぶ姿勢を持つ人材は、活躍できることがあります。
Q. 既存事業で優秀だった人材を、そのまま新規事業に異動させて大丈夫ですか?
A. 既存事業での優秀さと、新規事業での適性は、必ずしも一致しません。既存事業は「決まったことを正確にこなす力」が評価されやすい一方、新規事業は「正解がない中で仮説を立てる力」が求められます。
Q. 採用面接で、何を確認すればいいですか?
A. 過去に、前例のない課題にどう向き合ったか、失敗からどう学んだかを具体的に聞くことで、不確実性への向き合い方が見えてきます。
Q. チームの全員が、新規事業の適性を持っている必要がありますか?
A. 必要ありません。仮説検証が得意な人材と、実行力やオペレーションが得意な人材を組み合わせることで、バランスの取れたチームになります。
発信:株式会社オルアナ(新規事業開発・システム開発・AIエージェント開発・バックオフィス業務支援)
NEXT STEP
この課題を、解決するまでの流れ
STEP 1
課題を知る
この記事で、状況を整理しました。
STEP 2
判断材料を集める
- 中小企業の新規事業開発 完全ガイド立ち上げから撤退判断まで
- 新規事業を外部パートナーに頼むときの選び方伴走できる相手の見分け方
- 新規事業開発支援の費用はどう決まるかフェーズ別の考え方
- 契約形態の違い準委任・請負・コンサルティング
- 最初の検証範囲の決め方広げすぎず絞りすぎない3つの軸
- 相談先の比較公的機関・コンサル会社・専門会社・フリーランス
- 社内チームか子会社か意思決定の速さと費用の比較
- 秘密保持契約(NDA)の確認ポイントアイデア流用のリスクと競業避止の範囲
- 社内異動か新規採用か強みと負担の比較
- トップダウンか社内公募かアイデアの決め方の比較
- 成果物の著作権・使用権の確認ポイント事業計画書・市場調査データは誰のものか
- 既存顧客か新規顧客層か進め方の比較
- 1年目の達成基準次のフェーズに進める4つの基準
- 経営会議への報告何を・どのくらいの頻度で報告すべきか
- 損益分岐点の設定固定費と変動費の考え方
- 売上か顧客数かフェーズに応じた指標の選び方
- 意思決定、どこまで現場に権限を渡すべきか委譲の基準の作り方
- 価格設定、原価積み上げ型か価値ベース型か選び方と育て方
- 既存顧客データをどこまで活用していいか利用目的の確認が必要な理由