問題が起きたとき、目に見える原因だけに対処すると、しばらくして同じ問題が再発することがあります。なぜなぜ分析は、「なぜ」を繰り返し問うことで、表面的な原因の奥にある、本当の原因にたどり着くための手法です。この記事では、なぜなぜ分析の進め方を整理します。

システム開発

「思っていたのと違う」を繰り返さないシステム開発があります。

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なぜなぜ分析とは何か

なぜなぜ分析とは、起きた問題に対して「なぜ」を繰り返し問い、表面的な原因から、その奥にある根本原因まで掘り下げる手法です。5回程度繰り返すことが多いため、「5whys」とも呼ばれます。

なぜなぜ分析の進め方(例)

「請求書の発行が遅れた」という問題を例に、掘り下げます。

段階問いと答え
問題請求書の発行が、月末の締め切りに間に合わなかった
なぜ1担当者が、必要なデータをそろえるのに時間がかかったから
なぜ2データが、複数のシステムとExcelに分かれていたから
なぜ3以前から、データを一元化する作業が後回しになっていたから
なぜ4データの一元化を、誰が担当するかが決まっていなかったから
なぜ5(根本原因)業務の担当範囲を決める仕組みがなく、手が空いた人が対応する運用になっていたから

表面的な原因(時間が足りなかった)で対処すると、次月も同じ問題が起きます。根本原因(担当範囲の決め方)に対処すると、再発を防げます。

自社の場合に当てはめて整理したい方は、システム開発について相談する →

なぜなぜ分析を進めるときの注意点

  • 「なぜ、その人はミスをしたのか」ではなく、「なぜ、その状態が起きたのか」と、仕組みに焦点を当てる
  • 一つの答えに飛びつかず、事実で確認できる答えを積み重ねる
  • 途中で「担当者の注意不足」のような、対処のしようがない答えで止めない
  • 複数人で行い、思い込みによる偏りを防ぐ

根本原因が分かった後にすること

根本原因が仕組みの問題であれば、標準化や、5W1Hでの業務整理で、仕組みそのものを見直します。対処した内容は、PDCAのPlanとして次のサイクルに組み込み、効果があったかを確認します。

よくある質問

Q. なぜなぜ分析は、必ず5回繰り返す必要がありますか?

A. 5回は目安です。根本原因にたどり着いたと判断できれば、途中で終えて構いません。逆に、5回で終わらないこともあります。

Q. なぜなぜ分析と、5W1Hは何が違いますか?

A. 5W1Hは業務の現状を整理するための問いです。なぜなぜ分析は、起きた問題の原因を掘り下げるための手法です。目的が異なります。

Q. なぜなぜ分析をすると、特定の人を責める雰囲気になりませんか?

A. 「なぜ、その人はミスをしたのか」ではなく、「なぜ、その状態が起きたのか」と、仕組みに焦点を当てて問いを重ねると、個人を責める流れになりにくくなります。

Q. なぜなぜ分析は、一人でできますか?

A. 一人でもできますが、複数人で行うと、思い込みによる偏りを防ぎやすくなります。

発信:株式会社オルアナ(新規事業開発・システム開発・AIエージェント開発・バックオフィス業務支援)