「やることが多すぎて、何から手をつければいいか分からない」状態は、多くの場合、優先順位を決める基準がないまま仕事を抱えていることが原因です。この記事では、緊急度と重要度の2つの軸で、業務の優先順位を決める方法を整理します。

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緊急度だけで判断すると、何が起きるか

「今すぐ対応を求められているもの」から手をつけると、目の前の仕事は片付きますが、重要なのに緊急ではない仕事(標準化、引き継ぎ資料の整備、改善の検討など)が、いつまでも後回しになります。その結果、同じトラブルが繰り返し起き、常に緊急対応に追われる状態が続きます。

緊急度×重要度の4つの領域

領域特徴扱い方
緊急かつ重要すぐに対応しないと、大きな問題になる最優先で対応する
緊急ではないが重要後回しにしがちだが、放置すると問題が大きくなる時間を決めて、意図的に取り組む
緊急だが重要ではない対応を求められるが、影響は小さい対応の手間を減らす、任せられないか検討する
緊急でも重要でもないなくても困らない思い切ってやめる

自社の場合に当てはめて整理したい方は、経理のシステム化・バックオフィス業務支援について相談する →

優先順位を決める手順

  1. 抱えている仕事を、すべて書き出す。
  2. それぞれを、緊急度と重要度の2軸で分類する。
  3. 「緊急ではないが重要」な仕事に、あらかじめ時間を確保する。
  4. 「緊急でも重要でもない」仕事は、やめられないか検討する。

ポイントは、「緊急ではないが重要」な仕事を、意図的にスケジュールに入れることです。何もしないと、緊急な仕事に押し出されて、後回しになり続けます。

チームで優先順位を揃える

個人の判断だけに任せると、担当者ごとに優先順位の基準が変わります。緊急度・重要度の分け方を、チームで共有しておくと、依頼するときも受けるときも、同じ基準で話せるようになります。「これは緊急ですが重要ではないので、対応を簡略化してもいいですか」といった相談がしやすくなります。

優先順位づけと、業務改善のつながり

「緊急ではないが重要」な仕事の代表例が、ムダの見直しや標準化です。日々の対応に追われていると後回しになりがちですが、時間を確保して取り組むと、その後の緊急対応そのものを減らせます。

よくある質問

Q. 緊急度が高いものから、順番にやればいいのではないですか?

A. 緊急度だけで判断すると、重要度の高い仕事が後回しになり続けます。緊急ではないが重要な仕事(standardization等)に時間を確保する意識が必要です。

Q. 優先順位は、誰が決めるべきですか?

A. 担当者本人が決める場合と、上司が指示する場合があります。判断の基準がチームで共有されていれば、担当者自身が決めても、大きくずれません。

Q. 優先順位をつけても、途中で割り込みの仕事が入ります。

A. 割り込みが起きること自体は避けられません。重要な仕事に使う時間をあらかじめ確保しておくと、割り込みが入っても、その時間が守られやすくなります。

Q. チームで優先順位の基準を、どう揃えればいいですか?

A. 緊急度と重要度の2軸で仕事を分類する方法を、チームで共有し、同じ言葉で話せるようにすることが出発点になります。

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