業務の一部を改善しても、全体のスピードが変わらないことがあります。原因は、改善した場所が、本当のボトルネック(流れを止めている場所)ではなかったことにあります。この記事では、業務のボトルネックを見つけて、優先して対処する方法を整理します。

システム開発

「思っていたのと違う」を繰り返さないシステム開発があります。

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ボトルネックとは何か

ボトルネックとは、業務の流れの中で、最も時間がかかり、全体の速さを決めている工程です。びんの首(ボトルネック)が細いと、いくら本体が広くても、そこで流れが決まることが語源です。

ボトルネックではない場所を改善しても、効果が出ない理由

業務の流れが、A→B→C→Dの順で進むとします。Cの工程に時間がかかっている場合、A・B・Dをどれだけ早くしても、全体の完了時間はCの速さで決まります。ボトルネックを見つけずに改善すると、労力をかけても効果が出ません。

自社の場合に当てはめて整理したい方は、システム開発について相談する →

ボトルネックを見つける手順

  1. 業務の流れを、工程ごとに書き出す(業務フローの可視化が済んでいると進めやすい)。
  2. 各工程に、実際にかかっている時間や、待ち時間を書き出す。
  3. 最も時間がかかっている工程、または、次の工程が待たされている工程を特定する。
  4. その工程に絞って、原因を確認する(なぜなぜ分析が使える)。

ボトルネックを見分ける3つのサイン

サイン具体例
前工程からの滞留その工程の前に、仕事が積み上がっている
特定の人への集中その工程だけ、特定の担当者に依存している
後工程の手待ちその工程が終わるのを、他の担当者が待っている

ボトルネックを解消する2つの方向

  • その工程自体を、速くする、または簡単にする(ECRSの視点で見直す)
  • その工程にかかる負荷を、他の工程や人に分散する

一つのボトルネックを解消すると、別の工程が新しいボトルネックになることがあります。継続して確認し、次に詰まっている場所を見つける必要があります。

よくある質問

Q. ボトルネックは、いつも同じ場所にありますか?

A. 一つのボトルネックを解消すると、別の場所が新しいボトルネックになることがあります。継続して確認する必要があります。

Q. ボトルネックの担当者を、増やせば解決しますか?

A. 人を増やすことで解決する場合もありますが、まず、その工程で何が時間を取っているかを確認してから判断します。手順自体にムダがある場合、人を増やしても改善しないことがあります。

Q. ボトルネックが、複数同時にある場合はどうすればいいですか?

A. 全体の流れを最も止めている一つから着手します。同時にすべてを解消しようとすると、どれも中途半端になりがちです。

Q. ボトルネックの見つけ方は、業務フローの可視化とは違いますか?

A. 業務フローの可視化は、業務の流れ全体を書き出す作業です。ボトルネックの分析は、その流れの中で、どこが詰まっているかを特定する作業です。可視化の後に行うと進めやすくなります。

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