AIエージェントを、いきなり本格的に導入すると、実際の業務に合わなかったときの手戻りが大きくなります。PoC(概念実証)は、小さな規模で試して、効果があるかを確認してから本格導入に進むための工程です。この記事では、AIエージェント導入のPoCを進める手順を整理します。

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PoCとは何か、なぜ必要か

PoC(Proof of Concept:概念実証)とは、本格的な開発の前に、そのアイデアや技術が実際に成り立つかを、小さな規模で確かめる工程です。AIエージェントの場合、「その業務が、AIで本当に自動化できるのか」「精度は、実務で使える水準か」を、先に確認します。

PoCを設計する手順

  1. 対象の業務を一つに絞る(複数の業務を同時に試すと、結果の評価が難しくなる)。
  2. 確かめたいことを、一文で決める(例:「問い合わせの一次回答を、AIが正しく作成できるか」)。
  3. 成功の基準を、数字か具体的な状態で決める(例:「回答の8割が、修正なしで使える」)。
  4. 期間と、対象とするデータの範囲を決める。

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PoCで確認すべきこと

確認する観点具体的な内容
精度決めた基準に対して、どのくらいの割合で正しく処理できるか
例外処理想定していなかったパターンに対して、どう振る舞うか
業務への組み込みやすさ既存の業務フローに、無理なく組み込めるか
運用の手間導入後、どの程度の確認や修正が必要になりそうか

PoCの結果を、次の判断につなげる

PoCの結果、決めた基準を満たせば、対象範囲を広げて本格導入を検討します。満たせなかった場合は、設計を見直して再検証するか、その業務にはAIでの解決が向いていないと判断します。続けるか止めるかの判断は、あらかじめGo/No-Go判断の基準として決めておくと、結果が出たときに迷いません。

よくある質問

Q. PoCと、本格導入は、契約が別になりますか?

A. 会社によりますが、まず小規模なPoCの契約を結び、効果を確認してから、本格導入の契約に進む形が一般的です。

Q. PoCの期間は、どのくらいが目安ですか?

A. 対象業務の複雑さによりますが、数週間から1〜2か月程度で、効果を確認できる規模に絞ることが一般的です。

Q. PoCで効果が確認できなかった場合、どうなりますか?

A. 対象業務や設計を見直して再検証するか、そもそもAIでの解決が向いていない業務だったと判断し、別の方法を検討します。PoCは、そのための判断材料を得る工程です。

Q. PoCの費用は、本格導入の費用に含まれますか?

A. 会社によって異なります。契約前に、PoCの費用が本格導入時にどう扱われるかを確認しておくと安心です。

発信:株式会社オルアナ(新規事業開発・システム開発・AIエージェント開発・バックオフィス業務支援)